下馬内科クリニックでは、訪問診療に力を入れています
世田谷区下馬に開業した、当下馬内科クリニックでは、訪問診療に力を入れています。こちらの記事では、吉田院長が訪問診療を志すに至った経緯や、訪問診療とは何か、その特徴についてお伝えできればと思います。
なぜ、吉田院長は訪問診療を始めたのか?
吉田院長が5年間在籍した広島の公立病院は、地域包括医療のパイオニアだったため、全国から見学に来るほどだったそうです。
当時、訪問診療に行かれる内科の先生についていくことが数回あり、それがとても良い経験になり、今に繋がっているとのこと。
そこで知ったのが、在宅で動けなくなっている方が増えているということです。
昔は、何かがあった際に往診で呼ばれて行っていたケースが多かったようですが、今は訪問診療ということで計画的に診ていくパターンに変わっていっています。
主治医として計画を立て、一生涯に渡って定期的に診て行くという医療の形をこの時に学んだそうです。
訪問診療をやろうと思ったきっかけは、吉田院長の母親の事故がきっかけでした。
数年前、母親が自転車で交通事故に遭い、それをきっかけとして認知症が少し進みました。
一般的に入院生活が長くなると、認知が進む傾向があると言われています。
その時期に、術後の状況が良くて自宅に戻れると認知症の進行を遅らせることもできるようです。
家族と過ごす時間が、影響を与えるのでしょう。
病院にずっといるよりは、精神衛生上も良いのかもしれません。
在宅医療を選択するにあたっては、医療計画を立てて、訪問診療してくれる医師が必要です。そんなことをきっかけに、訪問診療に尽力しようと思ったそうです。
訪問診療とはどういうものなのか?
例えば脳梗塞などになり、入院治療を行ったのちに退院して、通院が難しい場合は、在宅治療になります。
ソーシャルワーカーが訪問看護師・薬剤師・ケアマネージャーやヘルパーの手を借りながら訪問診療をやっていくというのが一つのパターンです。
ご自宅での療養にはご家族の負担もありますから、様々な人と連携をすることでその負担を和らげる必要があります。
高齢化への道をたどる我が国においては、在宅医療の充実は喫緊の課題でもあります。
高齢となり、どこかしらに持病を抱えていても日常的に通院することが難しいケースもこれから増えて行く可能性が高いです。
そんなケースが増加するにあたり、地域のクリニックが大学病院などと連携をとった上で訪問診療を担当していけば、普段から患者を診ている先生がそのままケアを続けることができます。
通院となるとご本人にもご家族にも負担が重い。そういう時に、長く診てきた地域の主治医が計画的に訪問して診て行くことで、きめ細やかなケアがしていける。
訪問診療にはそんな可能性があります。
世田谷区下馬という地域に根ざした医療の提供を目指して
地域密着で、その方の生涯に寄り添っていく。
安心感のある医療を目指しているのが下馬内科クリニックです。
ある程度体が動くうちは、何かあればクリニックに相談していただきたい。
そして、通院が難しくなっても、訪問診療に切り替えることで、引き続き地域の方を診ていくことができます。
これからも、下馬内科クリニックでは世田谷区下馬という地域に根ざした医療を提供できるよう、一丸となって努力してまいります。
訪問診療についても、お気軽にご相談ください!