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春に流行しやすい病気とそれぞれの対策について

季節の変わり目は、気温の寒暖差などから体調を崩される方が多くなる時期です。

季節によって、体調を崩す要因は様々です。今回は、春に多い病気とその対策についてお伝えしていきます。

花粉症

春に多い病気・症状の代表的なものが花粉症です。

花粉症は、飛散している花粉を体内に吸い込み、体がアレルギー反応を起こすことで症状が発生します。鼻水や鼻詰まり、目のかゆみなどが主な症状です。

春になるとスギ花粉の飛散量が増えることで、症状を発症する方が増加します。

花粉症の基本的な対策は、花粉を体内に取り込まないことです。マスクの着用や室内に花粉を持ち込まないように注意を払うなど、花粉を体内に入れないように取り組むのが一番の対策と言えるでしょう。

アレルギー反応を抑えるには、薬の服用も効果的です。専門医に相談の上、自分に合った薬を見つけましょう。

花粉症について詳しくは、以下の記事にまとめてありますのでよろしければご覧ください。

溶連菌感染症

溶連菌感染症も、冬から春に多い病気のひとつです。

溶連菌感染症は、発熱や喉の痛み、ベロが赤くなるイチゴ舌を発症する病気です。お子さんがかかることの多い病気ですが、大人の方でもかかることがあります。

溶連菌感染症を発症される方の多くが、a群β溶血性連鎖球菌が原因です。治療としては、10日間程度、抗生剤を内服して症状を抑えます。リウマチ熱や糸球体腎炎の合併症を発症する場合もありますので、溶連菌感染症になってしまった場合は、抗生剤をきちんと飲み切りましょう。

溶連菌感染症の対策は、普通の風邪と同じく、手洗い・うがいをしっかりと行うことで対策することができます。特に身近な方が感染した場合には、同じものを触ったり、接触することでうつされてしまう可能性がありますので注意しましょう。

感冒

季節の変わり目ということで、感冒になる方もたくさん発生します。

特に春は、寒暖差によって体温の調節が難しいだけでなく、新生活がスタートすることで、疲れが溜まりやすかったり、ストレスをため込んでしまうことも多く、免疫力が低下してしまい、感冒に罹患するリスクが高まります。

感冒への対策として重要なことは、免疫力を高く保つことです。免疫力が低くなってしまうと、体内に侵入した感冒の原因となるウイルスに負けてしまいます。

免疫力に関しては以下の記事が参考になりますので、よろしければご一読ください。

そして、体内にウイルスを侵入させないための手洗い・うがいも重要です。しっかりと取り組みましょう。

暖かくなっても油断せずに

春になり、少しずつ暖かくなってくると、風邪や病気への対策がゆるんでしまう方も多いかもしれません。

ですが、春にかかりやすい病気も存在しますので、気を抜かずに、予防や対策に努め、健康な毎日を過ごしましょう。